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全国の障害者と企業組合設立 (高知)
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障害者が主体的に経済活動に参加する企業組合「ユニフィカ」が設立した。
車いすに乗った福祉コンサルタントの林美恵子さんが代表理事に就任し、自宅に事務所を開設。インターネットを活用し全国の障害を持つメンバーら四人、健常者一人と一緒に、パソコン連絡で在宅のまま福祉関連の出版企画などに取り組んでいる。
既に大手自動車会社などとともに福祉情報のホームページを運営。出版プロダクションとして、障害者ドライバー用の情報本の企画・編集も進めている。
同組合は今後、福祉事業に取り組む企業などへのコンサルタント業務にも進出する計画で、自分達の頑張りが多くの人の励みになれば、と意欲をみせている。
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川に優しい天然素材商品を共同購入 (栃木)
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塩原温泉旅館(協)は、天然油脂を原料としたせっけん・洗髪剤の共同購入を始めた。
町内山間部などでは下水道が整備されていない温泉場があり、浴場からの排水による河川の水質悪化、周辺生態への影響が懸念されていた。このため、旅館業者自身ができる河川浄化策として、人と環境に配慮した天然素材のせっけん類を採用した。
いずれの商品も水溶性が高く、河川に排水後、三時間ほどで自然状態になる。
同組合は、各宿泊施設に配られる専用容器に「塩原温泉卿」と記されたラベルをはり、浴場の利用者に自然保護の取り組みをアピールしている。
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伝統工芸のデザインデータを共有 (京都)
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京都の製造業者が集まった(協)和座百衆を中心に共同事業体「生活用品SCM推進イニシアティブ」を結成した。
和装や磁器など伝統工芸のデザインをデジタル化して共同のデータベースに蓄積し、生産者である織布業者や染色工場が活用できるようにするSCM(サプライチェーンマネジメント)プロジェクトがスタート。
データベースには、事業者の連絡先、デザイン、意匠図案、柄パターンなどのほか、製造業者の織機の幅、縦糸本数、対応素材などの生産者情報を登録。これにより産地の多工程分業生産によるロスを解消する。
また、パソコン上のデザインデータを利用して自動織機を稼働させている企業もあり、今後も様々な活用方法を実験していく。
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