県内のビルメン業者二九社で組織する静岡県ビルメンテナンス（協）では、六月十三日、静岡市のグランシップで「静岡ビルメンテナンス環境フェア」を開催した。 　ビジネスマンにとっては第二の住まいともいえるオフィス環境…。環境問題の高まりのなかで、ビルメンテナンス業界にも、衛生面や安全性に優れた機材や技術が次々開発されている。これらを紹介するとともに、二回目の開催となる今回は、生ゴミの処理、ワックス掛け後の汚水処理、ガラスのコーティングによる冷暖房の効率化など、業界外にも環境、コスト面で広く提案していくことに力を注いだ。 　会場には組合員とその従業員、一般市民や企業・病院関係者などが次々訪れ、環境改善・省エネ技術の説明を受けたり、最新機器のデモンストレーション作業を熱心に見入っていた。 　組合では、「オフィスや病院で働く方々から直に意見を聞き、サービス向上を図るだけでなく、ビルメンテナンスの現場で働く従業員の声により耳を傾け、労働環境の改善にも役立てていきたい」（内山副理事長）とフェアの意義の一端を語っていた。
▲組合では官公需適格組合の資格を 　取得しており、今回の会場となった 　グランシップなどの清掃業務を受託 　している。さらに技術向上や受注拡 　大を図るなど設立7年目を迎え、 　活発な事業展開をみせている。