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●光る職人の技

 「ぬりものまつり」で魅力再発見

                     静岡漆器工業(協)


 組合員二〇人が制作した盆、菓子皿、重箱などのオリジナル製品が、街行く市民を魅了した。
 九月二五・二六日の二日間、静岡市の青葉イベント広場で開催した「ぬりものまつり」では、伝統工芸品・美術品としての側面を持つ漆器の魅力をPR。「即売コーナー」が設けられたほか、「ぬりもの体験コーナー」では、漆塗りのアクセサリーに、細かく砕いた卵の殻をチョウや花の模様に貼り付けて楽しむ家族連れでにぎわった。
 漆器は、生活様式の洋風化やプラスチック製品の進出で、需要の伸び悩みが叫ばれてはいるが、「近年は使い込むほどに手になじむ伝統工芸品の良さが見直されてきており、一方、組合員も漆の光沢を活かした洋菓子皿などの新しい作品に取り組んでいる」(鳥羽理事長)。
 「ぬりものまつり」は消費者との交流の中で、そのニーズを把握する大切な場の役割も果たしている。




▲体験コーナーには2日間で170人が参加。
 伝統工芸を楽しむ外国人の姿も見られた。


▲作品は全組合員が出展。
 その職人技に入場者も熱心に見入った。
 入場者は2,400人に達した。


中小企業静岡(1999年 11月号 No.552)