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斉藤文昭(さいとう・ふみあき)
浜松支店長

昭和26年6月26日静岡県生(48歳)
45年静岡支店入庫。
岐阜、八王子、金沢、名古屋、宮崎、浜松支店歴任。
家族 妻、子供(三女)
「スポーツマンらしく部下思いのやさしい面が。でも、決めたらてこでも動かないぞ…?」

岡本 眞(おかもと・まこと)
沼津支店長

昭和28年6月12日 東京都生(46歳)
52年本店営業部入庫、山形、新宿,横浜、本店融資第二部、沼津支店歴任。
家族 妻、子供(一男一女)
「見るからに温和そう。でも、言うべきは言う…?
゛習って,覚えて,真似して、捨てる゛真藤NTT元会長の言葉が好き、と」





▲聞き手は中央会
水上専務理事。


私の中金、私の支店。
金融、経営者、組合…語ります。


両氏は今年七月、浜松、沼津の商工中金支店長として赴任。
中金利用者必読の座談会です。


前垂れ精神の意識で

※前垂れ精神 商家の番頭さんがつける前掛。
 ひいては、サービス精神旺盛の意。

    
水上 お二人の趣味は対照的ですね。
斉藤支店長は野球、岡本支店長は読書とか。
岡本 読書ってありました。(笑い)
それが、最近、時間に追われてなかなか読んでないんですよ。
水上 斉藤支店長、今も野球やられます?
斉藤 もっぱら観るだけです。高校時代は軟式野球をやっていました。
うちの高校(静岡商業)は国体にも出ましたので、実力はあったと思います。
水上 当時の静商といえば、巨人の新浦とか藤波(中日)が活躍してた時代でしたよね。
斉藤 そうです。ちょうど同時期にあたるんです。
水上 お二人とも任地、経歴が違いますが、その中で一番印象的なものといったら。
斉藤 私は営業店のみを歩んできましたので、お客さんとのかかわりの深いところですね。
企業の厳しい局面も目にしてきましたが、取り引きというのは信頼関係で成り立つ。
つまり、こちらが誠意をもって一生懸命やれば、相手も必ず応えてくれるということを学んだことすね。
岡本 山形支店の時ですが、地元の業に中金が非常に愛されている銀行なんだな、
というのを感じました。企業のことを親身になって考え、お互いの信頼関係があったからだと思います。もちろん先輩の努力があったからですが。
水上 それは、歴代の支店長さんの教育がよかったからですよ。(笑い)。
その一方、お二人には耳の痛い話かもしれませんが、一般に中金は敷居が高いという意識がありません?
斉藤 昔はあったかもしれませんが、今は少なくなったと思います。
岡本 お客様に、中金変わったなと言われますね。
水上 どのように変わった?
岡本 まず、スピードが早くなったと。従来、ややもすると官僚的で、手間が掛かったけど、短時間で対応してくれるという声が多くなりました。
水上 理由はなんだろうか?
岡本 職員全体の意識改革が進んだからだと思います。
前垂れ精神が浸透したということですね。
水上 中金法が改正されのが昭和六〇年。その頃からかな。
斉藤 それ以前にもあったと思いますが、この時から民間ベースでないと我々は生き残っていけない。そういう危機感から活性化が図られたと思います。


中小企業静岡(1999年 10月号 No.551)