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 協同組合ファンタジア
 企画力豊かな
 ブライダル産業をめざす

〒431−0907
浜松市高林5丁目11−6
TEL:053−473−2022
FAX:053−473−1511




▲今年六月にオープンした
「ファンタジア29」


ブライダル・ルネッサンス誕生


 結婚式に対する意識が、大きく変わってきた。従来、婚姻というのは家同士のつながりであり、それを反映してか結婚式も親族・縁者が寄り集まり、静粛な雰囲気ではじまる、というのが一般的であったろう。
 その「常識」から考えれば、浜名湖に浮かぶボートの上で行われた「船上結婚式」などは、旧来の意識からすれば、突飛なアイデアと受け取りかねない。この挙式は地方新聞にも取り上げられたが、記事によれば、二人はともに海を愛し、二人の夢を船上で実現しようとその挙式を選択したという。記事の見出しが「順風満帆」というのが、いかにもぴったりとする。
 実は、この企画・演出をしたのが、(協)ファンタジアである。

台頭する新しい結婚式観

「結婚式についての意識は確かに変わってきているんです」と昨年七月に設立された当組合の田代幸三理事長は語り、設立後まもなく実施されたアンケート結果を見せてくれる。
 そのアンケートは約四〇〇〇人の未婚男女を中心とした結婚式に対する意識調査であるが、その数字は興味深い。
 その幾つかを紹介すれば、式の形式の決定権者は当事者同士であるが七割を占め、披露宴に必要なものは、圧倒的に「楽しさ」「共感」、「お洒落なパーティ」「そし低価格」を望んでいる。
 したがって、この船上の結婚式は今日の結婚式に対する意識を十分に反映したものであり、そこに(協)ファンタジアの狙いがある。
 それこそ、組合が「ブライダル・ルネッサンス派」と読んでいる新しい結婚式観を持った人々の台頭である。


中小企業静岡(1999年 10月号 No.551)