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■中小企業であることへのこだわりは?

『意識してない』は三分の一

 増資や従業員の採用などの企業運営面で、中小企業の定義が、どのように意識されているか質問したところ「基本的には中小企業であり続けることを前提に増資や従業員の採用を計画」が一六九社(三八.八%)、「中小企業であり続けるために分社化で対応する(している)」十二社(二.八%)、「やむなく定義を越えることもある」十五社(三.四%)。これら基本的には『中小企業でありたい』とする意識に属する回答を合計すると四五%あった。
 一方、「特に定義について意識していない」が一五一社(三四.六%)。業種別に見ると建設業が「意識してない」の回答がやや多く五四.四%、卸売業では「中小企業でありたい」とする回答が八二社中五三社(六四.六%)と大幅に上回っている。他の業界では、ほぼ全体集計に近い傾向にある。

■定義に対する意見

 「現状のままでよい」が五三.九%。「分からない」とする回答も九九社(二二.七%)と多い。「拡大すべき」四一社(九.四%)、「縮小すべき」十二社(二.八%)、「規模の判断基準を改める」が三一社(七.一%)。定義を変更すべきであるとする意見を合計すると二割弱となる。
 運送業では「現状のままでよい」とする意見が多く、他方、サービス業では「拡大すべきである」など変更すべきであるとする回答が同業者の四割強を占めた。

中小企業であることへの意識
中小企業の定義に対する意見

回答総数436社

回答総数436社


中小企業静岡(1999年 4月号 No.545)