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●遠州の地ビール
 「浜松夢麦酒」堂々デビュー!

浜松酒販(協)

 浜松酒販(協)では、遠州地ビール「浜松夢麦酒」を開発。5月22日に、関係者を招き、組合で試飲会を行った。
 地ビールは、品質変化の激しい商品。それだけに、その日につくったものを食卓に届けるシステムが必要となる。きめ細かな販売は、いわば酒小売店の得意技。こうした酒販店の特性を発揮できる商品として地ビールを手がけることになった。
 開発にあたっては、大阪の酒造メーカーと提携。組合の敷地内に醸造工場を作り、水もこの敷地から湧き出す天然地下水を利用するなど、“地元”に徹底したこだわりをみせている。
 浜松、浜北、湖西、引佐地区の組合員約150軒が六月五日から販売を開始し、取扱店では、ポスターやのぼりを目印に掲げてPRに務めている。
 価格は、専用の持ち帰り用容器(500円)での“量り売り”が1リットル1100円。また通常のビン(1リットル:1750円)での販売も行う。
 組合では、量販店の進出や顧客離れなど厳しい状況のなかで、この「浜松夢麦酒」が組合員と消費者とのパイプ役になり、酒屋さんをより身近なものに感じてもらえればと期待している。
▲ドイツタイプの上面発酵酵母を使い、切れ味の良さに特長がある「ケルシュタイプ」と軽い甘みとホップのスッキリした苦みが調和した「アルトタイプ」の2種類を用意(右の容器は、量り売り用の持ち帰り容器)。
▲試飲会でも、「喉越しがい」「まろやかで、飲みやすい」と評判も上々。
▲このポスターが張られた酒販店で販売中。
■浜松酒販(協)
 組合住所:浜松市有玉西町428-5
 TEL 053-433-5231
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 中小企業静岡(1997年07月号 No.524)
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