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景況ウォッチ

11月の情報連絡員月次景況調査より

静岡県中央会に設置されている情報連絡員〔協同組合等の役職員87名に委嘱〕による毎月の景況調査の概要です。

概況

全9項目のうち、前年同月を上回る結果となったのは、在庫数量の1項目。収益状況、業界の景況はともに−47.2を示し、悪化傾向が著しい。

前月の値との比較では、在庫数量と取引条件でやや上昇した。自由回答では、原油・原材料価格高騰による収益悪化がさらに拡大。建築確認の遅れとあわせ、厳しい景況の要因となっている。

業界の声

対象17業種より抜粋

[印刷] 静岡市
用紙価格が高騰し、大幅な収益悪化。9項目中6項目が良くない状況となっており、業界が不況に落ち込み、先行き不安。
[輸送用機器] 浜松市
四輪車は輸出・海外生産で好調だが、国内生産・販売はやや陰りが見え始めている。二輪車は駐車違反が厳格化となり、市街地の駐車場有無が販売への影響要因となっている。
[家電小売] 静岡市
地上デジタル放送対応薄型テレビの販売台数が前年より伸びている。しかし、価格は低下している。
[サービス業(産廃処理業)] 静岡市
仕事量はやや増加傾向。廃プラ類や紙くずなど、資源として有価的になりつつあり、廃棄物処理の流れが変化しつつある。
[運輸] 富士市
11月は例年売り上げの多い月だが、軽油価格高騰から厳しい状況。3年前と比べ1リットルあたり40円高。業界全体が窮地に瀕している。

DI値の推移

※DI値=[(増加・好転組合数−減少・悪化組合数)/対象組合数]×100

なお、「在庫数量」のみマイナス値が大きいほど好要件としている。