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防災組織検討委員会を設置
富士市浮島工業団地(協)
▲委員会で災害対策を説明する
富士常葉大学環境防災学部の重川希志依教授。
同組合は、地震や火災などの災害発生時への対応策を研究するため、九月三○日、防災組織検討委員会を設置した。
同委員会は、組合が今年度実施している活路開拓調査・実現化事業の一環として設置したもので、地震などの被害を最小限に食い止め、従業員の安全確保と早期操業再開に向けた管理システムの構築を目的としている。
当工業団地が立地している地域は、地盤が軟弱で駿河湾からも至近距離にある。そのため、いつ起きてもおかしくないと言われる「東海地震」など、有事の際には甚大な被害が想定されている。
検討委員会の運営に際しては、富士常葉大学環境防災学部の重川希志依教授を専門家委員に委嘱。今後、防災システムの先進事例について実地調査を行うとともに、組合員を対象とした防災意識や保有する防災技術に関する調査を実施する予定である。これらの分析結果をもとに、来年二月をめどに防災システムを構築したい考え。
同組合の杉山清理事長は、
「現状では、防災意識は相当な企業間格差があるものと感じる。このギャップを埋めながら、各組合員の有機的連携が図れる方向にビジョンを導いていきたい」と述べた。
中小企業静岡(2004年11月号No.612)
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