富士の叫び 
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 編集室だより 







▲組合の歴史を振返りながら挨拶する山田理事長

●更なる五〇年の礎に
 
中駿商工業(協)


 富士から島田地区の事業者を対象に異業種の商工業者の組織体として金融事業等を展開している中駿商工業協同組合は、十二月四日に創立五〇周年記念式典を開催した。会場は清水市「マリベール清水」。
 同組合は昭和二七年十二月に組合員六四名で設立。以来、金融事業を中心としてその活動の幅を広げ、現在は組合員三四〇名、職員十一名を擁している。そして、「その運営の基本には、二宮尊徳の“報徳の精神” を揺るぎなく継承している」(山田隆照理事長)。
 「五〇年を回顧する」と題した記念誌には、組合の歩みや各時代のできごとだけでなく、創立以来五〇期分の貸借対照表を一度にディスクローズ。全期を通して黒字を計上しており、その健全性と地道な努力を表したものとなっている。
 当日は、五〇年の歴史を振返るとともに組合功労者に対する感謝状の贈呈、清水市文化財保護審議会・会長杉山満氏による講演などが行なわれた。




▲自らの活動事例を相互に発表。
 思わぬヒントも…。

●感性とパワーを互いに吸収
 おかみさん会と女性企業家らが交流

 富士の宮駅前通り(商振)


 おかみさん会、河津駅前商業(協)おかみさん会、四人の女性パソコンインストラクターらで設立したファインネット(協)、そして女性企業家の異業種交流グループの草分け的存在であるシーズネットワーク(静岡商工会議所・女性異業種交流会)。これら第一線で活躍する女性グループの代表らが一堂に会した交流会が実施された。
 十一月十六日(土)、集まった十五人のメンバーは最初に富士の宮駅前通り(商振)おかみさん会が実施している「十六市」や空き店舗を利用して運営している町づくりサロン「宮っ」を視察。その後、各活動事例を相互に発表していく形で進められた。
 いずれもその細やかな感性を武器に多彩な活躍をしている姿に刺激を受けつつ、次への目標を心に描いていった。


中小企業静岡(2003年 1月号 No.590)