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「第二の職場」

東芝機械協力協同組合

上村 昭広

 布団にもぐり眼を瞑ると浮かんでくるのが畑の風景。五月は雨が多かったせいか苗物野菜の生育が悪い。オクラは難しい、トマトやピーマン、茄子は順調だ。そんなことを考えているとすぐ眠る。3年前、町内の愛好者8人が集まって荒れ地を畑に開墾した。
 土の半分は石で誰もが畑にはならないと思うほどの痩せこけた瓦礫地を逞しい有志が畑に変えた。苦労した畑だけに愛着が強い。
 秋の神嘗祭は夫婦同伴でこれまた楽しい。菜園畑は住まいの近くでこれまた便利、女房は畑に行ってから今晩は何にしようかと考えているらしい。以来、食卓はすっかり野菜ベースになった。女房からの感謝が更にやる気の動力に変わる。一段とコミュニティが進み住み心地も良い。私にとっての収穫はなんといっても身の置き場所ができた喜びが大きい。



「モールス通信」

中央会 企画振興課

中村 佳樹

 長短の符号で構成された文字で情報を伝達する。それがモールス通信です。以前は海外通信の手段として幅広く用いられていました。阪神大震災発生の際も、中央省庁への第一報がモールスで伝えられたそうです。しかし衛星通信にその座を譲り、今やアマチュア無線で用いられる程度となりました。そして将来は無くなってしまうかもしれません。
 それでも「少ない電力で遠方と交信できる」「符号は世界共通」など捨て難い魅力もたくさんあります。
 趣味でアマチュア無線を楽しんでいますが、モールス通信は始めたばかり。話すように情報を伝えるようになるには、まだまだ時間がかかりそうです。何とかその技術を上達させたい、と時間を見つけては電鍵をたたいて時代遅れの通信手段を楽しんでいます。


中小企業静岡(2002年 6月号 No.583)