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■中小企業白書 年度版別テーマ(平成元年版以降)


テーマ
H元








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円高定着下で進展する構造転換と新たな課題
景気拡大下で進行する中小企業構造の変化と新たな発展への課題
21世紀に向けて挑戦を続ける中小企業
新中小企業像〜多様化し増大する中小企業の役割〜
中小企業の課題と進路〜新しい経済社会への構造変化のなかで〜
構造変化のなかでの「変革」と「創造」
新たなる可能性へのチャレンジ
中小企業の時代〜日本経済再建の担い手として〜
”中小企業”その本領の発揚
変革を迫られる中小企業と企業家精神の発揮
経営革新と新規創業の時代へ
イT革命・資金戦略・創業環境
目覚めよ!自立した企業へ
「まちの起業家」の時代へ〜誕生、成長発展と国民経済の活性化〜



第一部
「最近の中小企業をめぐる動向」


 平成十二年度後半以降、経済全体が落ち込む中、中小企業の景気動向は急速に悪化。特にITを中心とした電機機械の落ち込みが激しい。資金繰りについては、平成十年の金融危機時に近づく深刻な状況としている。金利は規模が小さい企業ほど高水準であるが、中小企業の二極化を反映し、小規模でも低い金利で資金調達を行っているところもある。
 また、近年は海外生産比率が上昇し、現地法人の売上高も上昇。国内中小製造業は生産面・雇用面で大きな影響を受けている。
 「空洞化」の影響は大きく、国内の製造事業所数は急速に減少。特に工業集積地区での減少が顕著。取引関係を基礎としたネットワークも弱体化しており、特に下請企業への影響が懸念されるとしている。中小企業庁が実施した調査では、親企業の海外進出に際し、下請企業はリストラ・経営革新等で対応している実態が把握されている。
 なお、平成十三年の中小企業の倒産件数は史上三番目の高水準(全企業の倒産件数は史上二番目代)。デフレの影響が深刻で、特に老舗企業の倒産の増加が目立った。


中小企業静岡(2002年 6月号 No.583)