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2002年(平成14年)の干支
う ま 

ちなんだミニ知識




 21世紀も、もうすぐ2年目。1年前の新世紀を迎える喧騒が嘘のように、あっという間の1年が過ぎていこうとしています。
 ITの進展、経済構造の変化など、経済・社会が大きく揺り動く中では定番ながら、12月号では経営語録としても使えそうな故事・ことわざや午年の出来事などを、新年号では雑学を中心に拾い集めてみました。
 新しい年を迎えるにあたり、年頭の挨拶や話題などのヒントとなれば幸いです。



午の字義

 午は十二支の七番目。方角は南。時刻は、昼の十二時。または午前十一時から午後一時までをさし、今でも一般的に使われている「正午」「午前」「午後」は、この午の刻に基づいた言葉である。
 「午」の字は、上下に交差して、ものをつくる杵(きね)を描いた象形文字。きねのように上下に交差する意味をもっている。
 動物では、馬が充てられているのは、ご存知のとおり。



午・馬に関する故事・ことわざ

●馬には乗ってみよ、人には添うてみよ

良馬であるかどうかは、実際に乗ってみないとわからない。人もともに暮らしてみなければ人柄はわからない。

●生き馬の目を抜く
事をなし、利を得るのに素早いさま。油断のならないたとえ。

●馬は逆風を喜び、牛は順風を喜ぶ
牛と馬はいろいろな点で性質が逆である。

●犬馬の労
(犬馬が主人によく仕えることから)人に尽くした自分の労苦を謙遜していう語。

●犬馬の養い
イヌやウマが親に食物を分けるのと同じように、父母を養うのに、敬う気持ちがなく必要なものだけ与えること。

●馬が合う
乗り手の気持ちと馬の気持ちとがぴったりと合うように、意気投合すること。

●馬耳東風
人の意見や批評を聞き流して、心に停めないこと。

●将を射んとすればまず馬を射よ
相手を倒すには、相手の頼りにするものを倒すのが早道であることのたとえ。

●南船北馬
中国の南方では川や運河が多いので船を、北部では山や平原が多いので馬を用いる。転じて、広く各地を旅すること。

●人間万事塞翁が馬
人間なにが幸せで何が不幸かわからない。いたずらに一喜一憂しても始まらないことのたとえ。

●馬脚を露す
(芝居で馬の足の役者が姿を見せてしまうことから)包み隠していたものがはがれる。ぼろを出す。

●馬の背をわける
馬の片方には雨が降り、片方には降らないの意から、夕立などがごく近い区域で片方には降って、もう一方には降らぬさま。


中小企業静岡(2001年 12月号 No.577)