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 表富士工業団地協同組合
 二一世紀、生き残りの
 キーワードは環境と情報化
〒418-0111 富士宮市山宮3507-27
理事長 渡邉正彦
組合員  13社
TEL 0544-58-5633
団地面積 47,544F



▲雄大な富士をバックにした
 組合パンフレット


地球に優しい企業集団


 唯一無二の霊峰「不二」、あまりの大きさに、尽きることのない山「不尽」など、その美しさ、大きさをたたえ、様々な言葉で表される日本のシンボル富士山。富士山に登るルートの一つに表富士周遊道路がある。富士山の南面を登るコースで駿河湾や伊豆半島が作り出す大パノラマを楽しむことが出来る。
 この周遊道路に接するすばらしい自然環境の中で、「環境に優しい未来を創造する企業」を基本コンセプトに活動する企業集団がある。
 富士宮市は、気象条件、交通の便にめぐまれ、四〇年代後半から急激に人口が増加した。住宅と工場が混在する市街地の事業者は、事業の拡大、設備の更新もままならず、数々のチャンスを逃してきた。富士宮市は、昭和五〇年代の後半に、企業誘致と中小企業振興のため約十一万坪の大規模な企業用地の造成を計画。その内の一万五千坪を機械金属工業などを行う地元企業十三社が組合組織で利用。市内二番目の団地組合が誕生した。

地域ぐるみで環境保全

 団地組合の特色は、企業誘致で進出した一般企業と積極的に連携、活動を展開していること。組合員以外の十社と表富士工業会を結成。環境保全を第一の目的に、全事業所が一体となり、水質・騒音・振動・臭気などを防ぎ、環境に配慮した様々な処理、緑地の管理を行なっている。
 環境問題以外での重点事業は金融。低金利時代でも、組合として、まとまった土地を持ち、担保に提供できる体制は強い。
 団地進出にあたっての初期投資が平成十五年に終了し、その後の土地保有体制をどのようにするか、税制との関係もあり、将来の組合の方向を決定付ける大きな課題。また、最近では情報化にも積極的に取組んでいる。


中小企業静岡(2001年 4月号 No.569)