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▲情報機器の導入で
 事務処理もスムーズに

積極的にIT研修

 国が進めるIT化促進の一環として、雇用・能力開発機構の委託を受け、パソコン教室を開設している。教室の開催は、今年の三月から来年の三月末までの十三ヶ月。この間に五〇〇人に対してITの訓練を行なう。
 組合会館の二階会議室に十五台のパソコンを設置。組合事務局の職員も講師に加わり、教室をスタートさせた。教室は、午後と夜間の二コース。受講者は、団地と山宮地区の企業で働く人のすべてが、対象となる。
 研修内容は、キーボードの扱い方から表計算・データベースの高度な利用までと幅広い。すでに実施している三・四月のコースの定員は一杯。現在、受け付けている五月以降の仮予約も一〇〇人を超える勢い。好評な理由は、分かり良さ。講師の指導基準もテキストも独自のものを作成、受講者のレベルにあった研修を行っている。

ITで企業に貢献


▲講師ぶりがすっかり板についた
 事務局の渡邉さん


 組合でIT研修を担当するのは渡邉友理さん。すでに自分のホームページを開設するほどの腕前。当然、研修会の講師も務める。「会社や家庭生活でもパソコンはさらに重宝されるはず。私も、もっと勉強して、皆さんのお役に立ちたい」とハードな研修日程を笑顔でこなしている。

求められるリーダーシップ

 IT研修に取組むきっかけを渡邉理事長は「組織には強力なリーダーシップが必要。国が情報化の必要性をはっきり打ち出し、年度の途中でも予算を付け、新しく事業をスタートさせたことは高く評価できる。必要な事は、すぐ始め、そして続ける」これが大切と語る。
 企業経営にあたっては”継続は、最大の力なり“「企業を通して社会に貢献し、働く人の命を守る崇高な理想を目指し、日々最大の努力を重ね精進する」がモットーの渡邉理事長。
 さらに、「組合は、利益を求める企業の集まり。環境問題や企業の社会的責任が二の次になってしまいがち。そんな時、行政や中央会のバックアップがほしい」と企業が地域社会に貢献するためには、官民が一体となっての取組みの必要性を強調する。


中小企業静岡(2001年 4月号 No.569)