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 協同組合静岡グリーンハート
 緑化の可能性を広げる
 ポット・コンテナ栽培
〒434−0003
浜北市新原2183−1
理事長 高村 八郎
組合員 6名



▲浜北市イメージ
 キャラクターのみどり君


▲ポットで苗木を育成


緑の街、浜北市


 浜北市のイメージキャラクターは「みどりくん」。市のイメージである雄大な自然と緑をヒントに、森林を舞う“妖精”をイメージしている。
 静岡県は、愛知、埼玉、千葉の各県と並ぶ植木の産地。中でも、浜北市は、雄大な自然をバックに県内一の植木生産地となっている。
 浜北市の年間平均気温は、約十六度。北に山々、西に台地、暖流の流れる海から暖かい南の風が吹く。冬でも暖かく、江戸時代から遠州苗木の産地として、知られてきた。温暖な気候を活かして、植木・野菜・花などの近郊農業が盛んに行われている。
 県内の種苗・苗木の生産額は、四五億円程度。その内、六億円あまりの種苗・苗木が浜北市で生産されている。(平成一〇年度、市町村別農業所得統計より)
 かつて、県内では、沼津、清水、静岡、焼津などの地域で多くの植木が作られてきた。しかし、都市化が進む中で、浜北市以外は生産面積・額ともに減少している。現在、浜北市には植木生産業者が二〇〇戸あまりあり、生産額・業者数とも県下一となっている。

環境緑化の担い手

 植木の生産が、産業として各地域に定着したのは、東京オリンピック以降。日本の高度成長にあわせて、出荷量が増加し、ひとつの業種として形成された。
 県内では、小笠山運動公園の建設や、二〇〇四年には、浜松市で「花博覧会」が計画されるなど、植木生産業者の活躍が期待されるイベントが、幾つか予定されている。このように緑の重要性が見直されている中で、浜北市、豊岡村に生産現場を持つ、浜北市内の若手植木生産業者が、昨年、組合を結成し活動を開始した。
 組合員は、平成五年頃から、共同で、庭や公園、道路、コミュニティ施設などに配置される植木を生産し、造園業者や植木卸売業者に供給してきた。今後は組合活動を通して、予想される大型の植木需要に対応していく。


中小企業静岡(2000年 12月号 No.565)