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今年の鉄火巻きは二四八メートル

気仙沼から日本一を奪還

清水駅前銀座(商振)




▲完成した248メートルの日本最長の大鉄火巻。
 鉄火巻をつくるために商店街に並べられた長テーブルは146台。
 すだれは1,042枚。
 ご飯は300キロとすべてがケタハズレ。

 清水駅前銀座商店街(組合員一一一名)では、四月二九日、二四八メートルの日本一長い鉄火巻きを達成。「マグロ船籍保有日本一」の宮城県気仙沼市のもつ二四五メートルを破り王座を奪還した。
 「マグロ水揚げ日本一」である清水市の意地を見せたもので、デットヒートのきっかけは、気仙沼市の産業まつりでのイベント。気仙沼港に水揚げされたマグロを使った鉄火巻づくりへの挑戦も、回を重ね一昨年には二三六メートルを記録。
 これに対し、清水駅前銀座商店街では、昨年五月二日、清水市民ら七〇〇人以上が集まり二四一.五メートルの日本記録を樹立。ジャスコ清水店がオープンした日でもあり、商店街の〃元気〃をアピールした。
 しかし、秋には気仙沼市が二四五メートルを記録。今回の再挑戦に至ったものである。
 当日、商店街では三〇〇キロのお米にマグロ一五〇キロ、七〇メートルのロール状に加工した海苔四本を用意。静岡、富士など市外からの参加も含め、家族連れなどの八〇〇人が合図と共に一斉に巻き上げると一時間ほどで完成。喜びの声が沸きあがった。
 組合では、「地域の人々とのつながりと街の活性化につながれば…」と意欲をのぞかせるが、気仙沼市サイドも再々度の記録更新を計画中で、活性化と日本一にかける戦いの方もまだまだ続きそうだ。


中小企業静岡(2000年 6月号 No.559)