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資料:中小企業庁「企業経営実態調査(企業組織)」10年11月
通商産業省「企業活動基本調査」再編加工
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資料:中小企業庁「企業経営実態調査(企業組織)」10年11月、通商産業省「企業活動基本調査」再編加工
(注)売上高伸び率=(平成8年度売上高 −平成6年度売上高)/平成6年度売上高×100(%)
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■アウトソーシングにも注目
近年、企業経営戦略の一つとしてアウトソーシングが注目されているが、その意味を広くとらえるならば「外部機能や資源の活用」ということになり、前述のネットワークの一形態と考えることもできる。
アウトソーシングと売上高経常利益率の関係をみると、平成六年度においては行っている、行っていない中小企業とも平均が一.八%だったが、平成八年度になると行っている中小企業の平均が二.七%、行っていない中小企業の平均が二.三%と格差がが生じている。また、大企業より中小企業の方が利益率向上への影響力が大きい。
アウトソーシングを行うメリットとしては、(1)自社に不足あるいは不得意な分野の経営資源を外部から調達(2)コストダウン(3)業務の迅速化といったものが目立つ。業績との関連と考えあわせれば、こうしたメリットを活かして業績の向上に結びつけいている中小企業が数多く存在することが示唆される。
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