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声をかけてください。休憩所等の施設を開放   (愛媛)

 松山市中心商店街の大街道などは、店舗内のトイレや休憩所の施設を買い物客に限らず、自由に利用できるよう開放している。
 この試みは、商店街有志らの勉強会、松山青年塾が企画し、松山中央商店街連合会が実施。
 「盲導犬を入れてもよい」、「車いすトイレが使える」など六項目から各店舗が協力できるものを選び、入り口にシールをはる。さらに、商店街の地図「e―マップ'99」には、周辺の駐車場の位置や利用可能項目、業種を色分けして示した。
 また、“e”には楽しさいっぱい(エンジョイメント)、環境にやさしい街(エコロジー)などの意味が込められている。
 同組合では、身体障害者や観光客などみんなにやさしい街づくりを目指していく。

喫茶店に統一ブランド。こだわりのパンを提供   (神奈川)

 県喫茶業環境衛生同業組合が旗振役となり、喫茶店経営者が共同して統一ブランドによるグループ展開に動き出した。
 賛同店は「カッセルカフェ」のブランド名を店名に添え、喫茶店本来のメニューである“コーヒーとパン、ケーキがうまい店”をアピール。
 中でもパンは、完全無農薬の原料に徹底的にこだわった末、食品環境基準が厳しいドイツから冷凍空輸で生地を取り寄せ、店で焼く方式にした。コーヒーも品質の高いひきたての味を提供。
 同組合では、喫茶店ならではの懐かしい味と雰囲気を思い出してもらえる店にしていきたい、としている。

木質エネルギーを使い木材を丸太のまま乾燥   (新潟)

 上越地域の製材業者で組織するドライウッド上越協同組合は、バイオマス(木質)エネルギーを利用して丸太のまま木を乾かす「遠赤外線燻(くん)煙乾燥システム」を導入。
 同システムは、丸太のまま乾燥させるため、製材後の乾燥コストを削減できるほか、雪国に多い根曲がりした原木も製品化できるメリットがある。
 また、燃料は製材や家屋の解体時に出る廃材などのバイオマスエネルギーを利用。地球温暖化対策や木材資源の有効活用策として注目を集めそうだ。


中小企業静岡(1999年 7月号 No.548)