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編集室便り

今月号より、本誌の編集に携る機会を得た。昨年、一部記事の取材や執筆を通じ、その一端に触れてはいたが、いざ、本誌の編集を始めた途端、遅々として進まない。先月まで本誌の編集を務めた先輩から頂いた「取材のイロハとコツ」と題する記事が頭をよぎった。社内報“静銀の窓”の元・名編集長木村幸男氏が編集者に向けたその心得には、“企画に惚れ込め”、“取材相手の長所発見に努めよ”、“話の展開の妙を狙え”など取材や編集の極意が詰まる。

含蓄に富む至言の中、特に目を引いたのが、取材量は予定する原稿量の少なくとも倍必要、と説く“含み資産”の重要性だ。“資産”が少なければ十分意図は伝わらないし、逆に、限られた誌面に全ては詰め込めない。取材情報を取捨選択し、そのエキスを誌面に反映することが必要となる。いかに多くの“含み資産”を持ち、それを吟味し、提供するか、を常に心がけたい。(住川)