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「パンドラの箱」

静岡県協同振興(株)

薮崎 義行

 パンドラの箱という話がある。これはヘシオドス(古代ギリシアの詩人)の物語に出てくる有名な話であるが、神が初めて人間に与えた女性がパンドラである。
 このパンドラは、神にもらった箱を好奇心から開けてしまう。するとその中につまっていたあらゆる不幸や悩みがとびだして人間界に広まってしまう。しかし希望だけが箱の底に残ったという話。
 「希望」という言葉には、不幸の浄化作用というよりも、やはり胸のふくらむような高まりを感じる、といった方がぴったりくるように思う。
 それにしても、なぜ希望はパンドラの箱の底に残ってしまったのであろうか。箱からとびだして、世界中にとびちって欲しかったと思う。



「インターネットでの商品販売」

静岡県蒟蒻(協)(株)栗原商店

栗原 康浩

 弊社のような小さな町の工場はどうしたら生き残れるのだろうか?大手にはできなくて、私たちにできること…。私はインターネットの通販に飛び込んでみました。
 今まで卸ばかりで小売の経験がない私は、自分の製造したものを自分の手で売るにはどうしたらいいのか?初めて「販売」ということに真剣に取り組みました。
 このインターネットでの直販部門の売り上げ規模はまだ小さいのですが、このご時世で右肩上がりでぐんぐん伸びるのです。やればやるだけ売れるのです。周りがまだ懸念している間に全国一インターネットで「ところてん」を売る店になることができました。
 今の悩みは、やりたいことがたくさんあって睡眠時間が少ないことです。でも寝たいのではなく、睡眠時間がもったいないのです。


中小企業静岡(2002年 7月号 No.584)