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「自動車リサイクル団地」が完成(福島)

 自動車解体・中古部品販売業者七社でつくる北九州ELV協同組合が建設していた「自動車リサイクル団地」が完成した。
 廃車から部品を取り外して中古部品市場に供給するほか、鉄鋼原料として再資源化する。自動車解体と部品などの取り外しの効率を上げるため、七社は作業工程の順に隣接するように立地。廃車からフロンガス、オイルなどを回収した後、外装部品、アルミニウムなど鉄以外を回収。鉄は七社の共同プレス工場でブロックにし、市内の電炉メーカーに販売する予定。
 同組合では、七社の工場を集積することで輸送コストと時間を削減し、処理台数を増やすことを目的としている。



カルチャー教室開催で新規顧客層を開拓(鳥取)

 鳥取の商店街婦人部で任意グループを設け、空き店舗対策として生産者と直結した農林水産品等の販売を行ってきたが、納入業者との安定した販売体制を確立するため「企業組合ふれあいウイズ」を設立した。
 女性層の顧客にターゲットを絞り、組合員から持ち込まれる農産品などの販売のほか、取り扱い商品を使ったパッチワーク、手話、手打ちそば、トールペイントなどを教えるカルチャー教室も開催。
 顧客同士が楽しみながらコミュニケーションができるカルチャー教室を開催することにより、新しい女性客層の誘引が得られ、情報の場として賑わいが生まれている。



発想の転換で成果、お餅から理想的靴型(東京)

 靴関連業、ソフトウェア業、療術業の五名で組織する「靴内環境歩行改善協同組合」は、個性的で健康に配慮した靴の提供を目指し、消費者一人ひとりの足型に合わせた靴の開発に取り組んでいる。
 システムは、三次元レーザースキャナーで足の裏の骨格を正確に採取し「あつらえ中敷」を製作、このデータを靴型に自動変換してお餅の靴型を削り出し「あつらえ靴」を作る。どちらとも低ケミカルかつナチュラルで、環境に配慮した製品となっている。
 このようにして測定された足型は、登録できインターネットを通じてデザイン・色・素材・ヒールの高さなどを指定することで、消費者が特注品の製作に直接参加できるようになっており、インターネット通販の新たなシステムとして注目されている。


中小企業静岡(2002年 7月号 No.584)