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「組合事務局代表者会議」を開催
地方大名の意思決定から学ぶ
静岡県中小企業団体職員協会
静岡県中小企業団体中央会
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▲講師を務めた静岡大学・小和田哲男教授。
県内各地から集まった事務局代表者は現代の中小企業経営にも通じる
「選択と決断」の重要性と難しさを再認識させられた。
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「四〇〇年前の決断〜運命の一日!関ヶ原合戦にみる地方大名の意思決定」。
十一月二七日に焼津市松風閣で開催された組合事務局代表者会議の講演テーマである。講師に迎えたのはテレビ等でも活躍されている静岡大学の小和田哲男教授。氏の専門である戦国時代、特に関ヶ原の戦いを検証しながら、急激な変革期を迎えた“今”を生き抜く組合運営や中小企業経営のヒントにしていこうとしたものだ。
寝返った者、お家存続のために兄弟で敵味方に分かれた者…。小早川秀秋、真田昌幸・信之、伊達政宗らのそれぞれの選択に、県内各地から参加した約八〇名の組合事務局責任者らは、自らの組合での活動ぶりを振り返りながら、その立場へ共感したり、秘められた戦略を読み取っていった。
また、「一六〇通もの手紙を出し続けた家康に対し、挙兵直前まで極秘にしたため、根回しに遅れをとった三成との比較など、情報戦略面の重要性を再認識させられた」(東部地区組合参加者談)というように参考にすべき視点は多かったようだ。
なお、研修会後は、懇談・交流会を開催。各業界の近況や組合運営問題などについて、情報交換が行なわれた。
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