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特集 SPECIAL EDITION

誌上暑中お見舞交換
静岡を舞台とした映画・小説



伊豆の踊り子

あなたのヒロインは?

静岡が舞台といって、誰でもすぐに思い浮かべるのは川端康成の代表作「伊豆の踊り子」。
映画化も多く、古くは美空ひばり、鰐淵晴子、吉永小百合、内藤洋子…。その後も山口百恵、小田茜と時のアイドルが主役に。
踊り子役を誰がやった時に見た?の答えであなたの年がバレてしまいます。
ちなみに、記念すべき第1号は1933年(昭和8年)に田中絹代が主役で制作されています。


「あすなろ物語」

天城山麓の小さな村で、祖母と二人、土蔵で暮らしていた鮎太少年が多感な青年時代を経て新聞記者となり、終戦を迎えるまでを6つの物語に謳いあげた青春小説。
「明日はヒノキになろう」と思いながら永遠にヒノキになれないあすなろの木の説話は教科書などでもお馴染み。
天城湯ヶ島は作者・井上靖が、その幼少時代を過ごしたところであり、数々の彼の作品の舞台にもなっている。「しろばんば」は、より自伝的要素が濃いといわれる。

あすなろ物語
天城越え
伊豆ゆかりの文学

富士、海岸美、温泉…。伊豆を舞台にした文学には枚挙にいとまが無い。
「伊豆の踊子」のほかにも、熱海の海岸を有名にした尾崎紅葉「金色夜叉」、松本清張の「天城越え」、「しろばんば」、「あすなろ物語」など井上靖の諸作品、井伏鱒二「南豆荘の将棋盤」、富士を題材にした草野心平の数々の詩集…。歌に詠まれた万葉の昔から現代に至るまで、数多くの文学作品の舞台となってきた。また、小説家が定住する例も多い。

中小企業静岡(2000年 7月号 No.560)