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▽4月。始まりの季節。背中が隠れるほどのランドセルを背負って、小学１年生がチョッピリ不安げなまなざしで春の道を駆けていく。我々、サラリーマン（団体職員）にとっては人事異動の季節。新しい仕事への緊張感が走る。
そして、何より新年度を迎え、新たな施策もスタート。今月の特集は「平成12年度商工労働施策のあらまし」として、県と国の施策の一端を扱わせていただいた。2・3月号でもご案内したように、中小企業基本法改正など、その施策も大きく変わりつつある中、業界のリーダー、組合事務局、経営者の方々にとっての必須項目として、目を通していただければ幸いである。
▽映画のワンシーンを思い起こさせる今月の表紙は、昭和34年当時の三島駅前。
駅前ロータリーができて間もないころで、並んだ丸みを帯びた車が時代を感じさせる。駅舎は昭和9年に建てられた木造で、以後建て替えられていない珍しいケース。もちろん改修は重ねられ、周辺の様子は一変しているものの、独特の屋根の形などその基本的な姿は今もそのままとなっている。
変化、改革、革新の文字ばかりが躍っている時代にあって、変わっていないものに出会うと妙に安心してしまうのは私だけではないだろう。 ［敏］
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中小企業静岡４月号（通巻５５７号）
発行人 井上光一
発行所 静岡県中小企業団体中央会
〒４２０−０８５３ 静岡市追手町４４−１
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