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●伝統の技とさわやかなデザイン感覚が融合

 
'99浜松ゆかたまつり

                     (社)静岡県繊維協会
                      浜松ゆかた振興会



▲ 初日は弁天島花火大会開催日でもあり、ゆかた姿の来場者が目立った。




▲ 若い世代のデザイン感覚は、
  ゆかたの未来を期待させる。

 色とりどり、さわやかな新作ゆかた九五点がズラリ…。
 「'99浜松ゆかたまつり」が七月三日〜四日の二日間、浜松駅前のフォルテで開かれた。
 「例年に比べると、おとなしめで一時流行した抽象的な派手な柄のものは少なく、落ち着いた中間色に古典模様が復活」(主催者)した傾向があるものの、出品された作品はどれも個性的。ゆかた業界の関係者、市民ら約五〇人が審査員になって、お気に入りの新作ゆかたに投票する競技会も開催され、四日には、通商産業省生活産業局長賞、県知事賞、中央会会長賞などの各賞が発表された。会場では、浜松ゆかたが誇る注ぎ染め技法の実演、チャリティバザール、着付けの無料サービスなどの様々な催しも行われ、活況をみせた。
 また、先に行われた高校生を対象とした「第十回ゆかた柄デザイン画コンクール」の入賞作品一〇〇点も展示され、若い世代の感覚は新しいゆかたの誕生を予感させた。同コンクールには、県内三四校から一、三四四作品が寄せられており、最優秀の静岡県知事賞の受賞作は、オープンセレモニーで、ミス浜松の三人がまとって登場。白地にピンクやオレンジ、ブルーのチョウが舞うそのデザインは会場に華やかさを添えた。


中小企業静岡(1999年 8月号 No.549)