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 五〇周年を機にさらに飛躍を目指す
 青年部の活躍に期待高まる

〒426−0037
藤枝市青木2-2-30
TEL:054-641-1231
FAX:054-645-0480




▲ひときわ目を引く組合会館。

ユニークな組合会館


 組合会館が面白い、というよりとにかく目を引く。会館のコンクリート壁面全体に黄色をベースにした藤枝エレワークのシンボルマークとロゴが描かれている。
 組合会館は、藤枝税務署に隣接している。普通、建物を紹介する場合「税務署の隣りがうちの場所です」と説明するが、この組合の場合「黄色の珍しい建物の隣りが税務署なんです」と主語が逆転するほど目立った建物である。
 このシンボルマークとロゴは、組合設立五〇周年を記念してつくられた。
「藤枝エレワーク」とは、electric work、電気工事業を意味する。シンボルマークはステッカーとして作業車にも貼られ、信頼される技術者集団であることをアピールしながら地域を駆け巡っている。
 「三種類ほどのシンボルマークが候補にのぼったのですが、そのうちで一番人気の高かったものを選定したんです」と原田文吾理事長。ご本人もいたってこれを気に入っているのが、表情から見て取れる。
 今年五月、組合設立五〇周年記念事業を実施した。
 設立は昭和二五年というから、その歴史は県下の組合の中でも古い。原田理事長で十八代になるという。
 「もっとも古い組合だと思います」と理事長。昭和二五年といえば、その年の六月に朝鮮戦争が勃発し、戦後の荒廃から復興に大きな役割を果たした「特需景気」の時代である。
 「当時はまだ貧しかったんです。会社や従業員の福利厚生をなんとかしよう、というのが組合設立の大きな理由だったと思います。当時は、我々業界と深い関係にある中部電力も中部配電とよばれているような時代でしたから」(同理事長)。以来半世紀、組合員企業、組合も事業規模を拡大してきた。


中小企業静岡(1999年 8月号 No.549)