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「空模様」



公認会計士 税理士

野口 博生


 一年半程前に東京でのサラリーマン生活に終わりを告げ、静岡に帰ってきました。いつの間にか東京での生活も十一年になり、日々混んだ電車で移動し、方向の分からない地下街を歩くことに慣れていました。そんな生活では小さな傘が一つあればそう困ることもなかったのですが…。
 静岡に戻って昔の静岡人の習性が蘇り、仕事・プライベートどこへでも自転車で移動するようになりました。朝の天気予報を信じ傘も持たずに家を出て、二〜三時間後用事を済ませて外に出てみると、シトシト(時にはザアザア)と暗い空から冷たいものが落ちていることもいく度やら。帰りの道程濡れながら、天気予報を恨みつつ自分が雨男になってしまったことを嘆きつつ、身を低くしてペダルをこいでいます。



「便利になったけれど…」



中央会業務課

草島 信介


 いよいよ再来年で21世紀になります。
 30年ほど前、鉄腕アトムの中でお茶の水博士が車の中で電話をしている場面がありました。21世紀にはこんな便利なものができるんだと、わくわくしたしたことを覚えています。
 今、私の鞄の中には携帯電話が入っており、何処でも通話ができます。便利ですけど、こちらの都合にお構いなく電話がかかってくることがあり、閉口することがあります。
 便利さを追求するあまり、何か別なものを犠牲にしてしまっているような気がします。
 私の子供や孫の代には、私同様に22世紀の便利さに憧れることでしょうが、犠牲にするものの大切さを忘れないで欲しいですね。


中小企業静岡(1999年 6月号 No.547)