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回答の内容

■「高齢者・障害者対応福祉住宅」についての関心度・施工経験

 「関心がある」は七三.九%と新市場に対する関心は高い。「関心はない」は七.五%に過ぎない。しかし、「分からない」とする回答も十四.八%ある。
 また、「高齢者・障害者対応福祉住宅(住宅金融公庫でいうバリアフリータイプの適用を受けたものを含む)を手がけたことがありますか」の質問に対しては、「すでに手がけたことがある」四四.一%(一八八事業所)、「手がけたことはない」五二.三%(二二三事業所、残り十五事業所は未回答)と半数近い業者が経験済みである。
 その内容は、「手すりの取付や段差の解消などの小さな工事」(一一〇事業所・五八.五%)、「新築住宅」(一〇六事業所・五六.四%)、「増改築住宅」(八七事業所・四六.三%)「住宅金融公庫で適用されるバリアフリータイプ住宅」(二三事業所・十二.二%)など。受注先は「施主から直接」としているものが一二七事業者六七.六%と圧倒的に多いが、「下請として」も五〇事業所二六.六%、「関連先業者からの紹介」も二七事業所十四.四%となっている。
 ただし、施行金額については、「年間を通じての施行金額の二五%未満」が半数強を占めているとともに、未回答も半数に及ぶことからその扱い比率は低いだけでなく高齢者・障害者対応福祉住宅を手がけているといった意識がまだ希薄なことも想定される。




■苦労した点・今後の展開

 手がけてみて苦労した点として「器具等により、コストが高くなる」(三九.九%)、「施主(受注先)からの要求が細かい」(二九.三%)、「利用者のニーズがわからない」(十二.二%)、(十.一%)など研究すべき課題点も多い。(G‐3参照)
 しかし、今後の展開については「すでに手がけたことがある」事業所の半数が「積極的に展開する」とし、四割が「周囲の様子を見ながら慎重に展開する」としている。また、「まだ手がけていない」事業者の五割以上が「周囲の様子を見ながら慎重に展開する」とし、「積極的に展開する」も約四分の一に達した。


中小企業静岡(1999年 6月号 No.547)