ネットサーフィング
富士の叫び
フラッシュ
特集
改正労働基準法
Q&A
ネットワーク
展示会情報
組合百景
読者プラザ
編集室だより

廃棄物を有効活用。おからと古紙で事務用品    (福岡)

 協同組合福岡県ディーアイシークラブは、おからと古紙を原材料とする資材成形技術を開発した。
 水分を含んだままのおからと古紙を混合した後、食品凝固剤を加え希望の形状に成形する。そして、一定時間塩水中に漬け硬化させた後、引き上げて百度C以下の温度で乾燥させ、強くて軽い成形品にする。
 樹脂などの接着剤を使用しない無公害生産で、原材料の水分を飛ばす方法ではないため設備費などのコストも低減できる。
 同組合では、コーヒーや焼酎かす、茶葉も同様の結果を得られることから商品化に向け、大手企業と共同で研究を進行中。
 今後は、建築材料や絶縁材、インテリア商品、固形燃料、事務用品などの資材として成形品を供給する計画だ。

花のじゅうたんで商店街を華やかに!       (岐阜)

 岐阜柳ケ瀬商店街振興組合連合会は、今年四、五月のゴールデンウイークに花びらを使った路上絵「インフィオラータ」(花のじゅうたん)の制作、展示イベントを計画している。
 インフィオラータはイタリアの伝統的な祭りで作られ、行列が通る道筋に花びらで描いた絵がじゅうたんのように敷きつめられて、多くの観光客を集めている。これを見本に、縦四〜五メートル、幅二.五メートルのインフィオラータを五団体で制作。コンテスト方式にして表彰する考えだ。
 同連合会では大々的に実施し、全国的に知られるイベントにしたい、としている。

めっき液容器を再使用。ルール化へ合意

 全国鍍金工業組合連合会、全国鍍金材料組合連合会、日本表面処理機材工業会の三団体は、めっき加工時の薬品使用済みプラスチック製容器の再使用のためのルールをめぐり、回収分担などの協議を重ねた結果、合意に達し、三者協定の調印を行った。
 工業薬品の使用済み容器は水で十分洗浄するなどの基本ルールのほか、めっき業者は回収責任の所在を明らかにするため、収容器のラベルに自社名を表示するなどを義務づけた。回収についても工業薬品、混合製剤それぞれの場合のルールが決められた。
 三団体では、今年一年間は試行期と定めており、様子をみて再協議する構えだ。


中小企業静岡(1999年 2月号 No.543)