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農林水産大臣表彰を受賞

 日本農林規格では、こいくち醤油、うすくち醤油、たまり醤油、しろ醤油、さいしこみ醤油の五種類に分かれている。組合では内三種類を基本に一般家庭用と業務用の約六十種類の醤油類を製造する。
 昭和五九年に新発酵調味料工場の増設、平成二年、六年には老朽化設備の更新を図り、生産コストの低減を推し進めた。  
 こうして組合の経営努力が認められ技術面では、平成二年三月に、こいくち醤油特級の出品で農林水産大臣表彰を受賞。また経営面では協業組合の円滑な運営と効率的な設備の導入を継続的に実施した実績が評価され、平成十年十一月には農林水産大臣より優良団体部門で表彰された。


▲厳しい目で管理し、良い商品を作る。


商品の安全管理にいち早く取組む

 組合内には設立当初から研究開発室を設置し、新製品の開発・研究・品質の安定向上を追求している。
 現在は、食品の安全管理規格への取組み中である。その中心は、HACCP(ハシップ)と呼ばれる食品の安全性を保証する生産システム管理の研究導入。 
 これは月着陸を目指したアポロ計画の中で誕生したもので、「ハザード・アナリシス・クリティカル・コントロール・ポイント」(危害を分析する重要な管理点)の略語である。
 「組合の売り上げは昨年に比べて、わずかにアップしている。しかし、消費者からは商品の安全管理要求が益々高くなると予想される。」と鈴木理事長は語る。
 様々な表彰を受け、商品の優秀性は社会的にも認知されていることは言うまでもない。
 「既存商品のレベルアップ、需要の掘り起こしが当面の目標である。ホームページを使った消費者調査、各種イベント等お客様の声を反映した組合活動をしていきたい」(同)


中小企業静岡(1999年 2月号 No.543)