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景況ウォッチ

3月の情報連絡員月次景況調査より

静岡県中央会に設置されている情報連絡員〔協同組合等の役職員87名に委嘱〕による毎月の景況調査の概要です。

概況

全9項目のうち、これまで好調だった設備操業度のほか、販売価格で前年同月を上回る結果となった。

前月の値との比較では、売上高を含め4項目で悪化幅が縮小し回復の兆しが見られる。売上高、販売価格、収益状況にて改善した反面、業界の景況はやや悪化。製造業に比べ、非製造業が厳しい様子。

業界の声

対象17業種より抜粋

[食料品] 浜松市
売上高は前年同月と同等。野菜の価格が若干下降しているため、製造原価への好影響が期待される。食肉、魚介類とも原価を抑えるための努力を継続している。
[電気機器] 静岡市
冷蔵庫、エアコンといった家電は、毎年販売状況に大きな変動はない。ただし販売価格は、毎年下落しておりコスト削減で補う努力をしているが、追いつかず収益を圧迫している。
[サービス業(不動産) ] 沼津市
静岡市で商用地に底入れ感あり。県東部でも一棟売り雑居ビルなどの買い需要も増えている。
[建 設] 藤枝市
年度末で、公共工事が追い込み時期。繁忙期の終了とともに、今後の公共工事減少と民間工事の過当競争のなか、受注獲得の努力に各社懸命。
[運 輸] 富士市
月初は閑散、中旬以降に荷動きが集中し何とか例年通りの年度末を維持した。燃料が3、4月で3〜4円の値上げになる見込み。

DI値の推移

※DI値=[(増加・好転組合数−減少・悪化組合数)/対象組合数]×100

なお、「在庫数量」のみマイナス値が大きいほど好要件としている。