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 −関係機関から中小企業の皆様へ− 



静岡県職場防犯管理者制度の創設に向けて

静岡県警察からのお知らせ




 静岡県警察では、「静岡県職場防犯管理者制度」の創設に向けて準備を進めています。地元警察署から中小企業組合や企業の皆さまにご説明にお伺いいたしますので、趣旨をご理解のうえ、ご協力・ご加入いただけますようお願い申し上げます。



静岡県職場防犯管理者制度の概要

1 職場防犯管理者制度の必要性
(1)犯罪の多発と多様化
 ア 全国において、刑法犯の発生件数が過去最高を更新中
 イ 広域・スピード化に加え、組織化(グループ化)が顕著
 ウ ピッキング使用により頑丈な出入り口からの侵入、高層団地の上層階への侵入
 エ 重量や大きさに関係なく盗み出す大胆な犯行(大型の金庫・ダンプ・重機等)
 オ 事業所での犯罪の増加
(2)防犯対策の課題
 警察は、被害に遭いやすい金融機関、深夜スーパー等に対する一貫した防犯対策を行ってきましたが、前記のように犯罪が多発、多様化する中で、次のことが窺えます。
 ア 広がる被害対象…金があるところはどこでも、つまり「誰もが被害者」となる危険
 イ 防犯対策を行うための被害対象を絞り込むことの困難化
 ウ 防犯への関心が薄く、無防備、無警戒のまま被害に遭っている事業者
(3)防犯についての考え方の見直しと新たな防犯システムの構築
 被害に遭わないための配慮、つまり「自らの安全は自ら守る」という基本的な考え方に立ち、あらゆる事業所に、自主防犯活動の重要性と必要性を強く認識してもらい、具体的に機動的かつ効果的な防犯対策が行える新たな防犯システムが必要となっています。

2 防犯システム構想の内容
(1)職場防犯管理者の設置と任務
 ア 各事業所に防犯管理についての責任を持つ指導者(職場防犯管理者)を置く。
 イ 防犯設備の維持管理、従業員に対する防犯教育を行って、事業所における防犯力を強め、犯罪からの被害防止を図る。
(2)県及び地区に職場防犯管理協会を設置
 事件の発生状況、防犯対策等ニュースについての伝達及び共有、同業者間や警察との連携等防犯力の増進を図るため、
 ア 警察署(29署)ごとに職場防犯管理協会
 イ 29の管理協会を束ねる県の職場防犯管理協会を結成します。
 *現在、平成14年春ころの発足予定で準備を進めています。

■問合わせ等 静岡県警察本部 生活安全部 生活安全企画課 谷渕
       TEL:054−271−0110(代)


中小企業静岡(2002年 2月号 No.579)