ITに照準
地区代表者らが一堂に参集
二月八日、富士市「フジロイアルプラザホテル」で、富士市・富士宮市・芝川町近隣地域を対象とした移動中央会を開催した。
移動中央会は、中央会の事務所から離れた地域に相談窓口を設置することで、地理的条件から頻繁に中央会を利用できない組合や連携グループに気軽に足を運んでもらい、課題の解決に役立てていただこうというもの。
中央会の職員だけでなく、税務・労務・金融などの各専門家も配置した相談コーナーも開設し、昭和五六年のスタート以来、大きな成果をあげている。
同地区での移動中央会は平成四年以来、九年ぶりとなる。
地区内では現在、八五組合ほどが活動しているが、会場にはその半数にあたる四〇組合・一〇〇名、それに富士県行政センター佐野所長をはじめ、富士市・富士宮市商工担当者などの来賓を含め、一一〇名余が参集した。
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▲相談コーナー
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▲基調講演より
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IT先進地区を目指して
メインテーマに据えたのはIT。その有効活用が、今後の企業経営の明暗を分けるとまで言われているものの、組合や中小企業では、まだ充分な対
応ができていないのが実情だ。
そこで理解だけでなく実践面での対応も重視して、ITについては基調講演と四セッションによる分科会、それに各種相談コーナーの三部構成で開催。
前段の講演では、富士通(株)インターネットビジネス推進部長・浜野一典氏が「インターネットがビジネスを変える」と題してITの潮流について、ネットショップによる小規模小売店の販路開拓事例なども豊富に取り入れ解説。二部は「組合のネットワーク化」「インターネットを利用した商店街の情報発信」「ホームページの制作」など課題ごとのグループに分かれた実践編とした。
まだ初心者の方も多いものの、これが同地区の組合におけるIT活用への本格的な一歩となり、新たな展開が図られていくことを期待している。
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