静岡市の老舗日本料理店ら三五名で消費者への新たなアプローチを続けている静岡市料理飲食業(協)では、店に対するより率直な意見を集めようと、「日本料理トークセッション」を企画。一月二〇日、静岡県産業経済会館には、組合員、モニター、当日参加の一般市民ら四〇人余が参画した。
個人需要拡大作戦の一環で、昨年十一月には、市民から募集したモニターなど二〇名からなる「食どころ探検隊」を組織し、各店の味、雰囲気などをチェックしている。
前半は、食味研究家・石川味知子氏と(財)静岡経済研究所専務理事・佐藤克昭氏が対談。後半は、モニターの調査結果を参考にしながら味、素材、価格、雰囲気、サービスの各視点から店側と消費者が意見交換した。
「静岡は素材に恵まれながら、充分活かしきれていないのでは」、「自らの情報発信が足りない」といった声も参考にしながら、伝統技法に基づく味わい深さのPRや新展開を模索していった。
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