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 静岡浅間通り商店街振興組合
 門前町としての良さを活かし、
 新しさをつけくわえた街づくりを目指す

〒428-0313
静岡市馬場町29
TEL:054−255−3751
http://www.siz-sba.or.jp/sengen/


知恵の結晶としての商店街ビジョン

 静岡浅間通り商店街振興組合の「せんげん青年倶楽部」佐藤久雄部長は熱っぽく手元の資料を説明してくれる。
 その資料というのは、「浅間通り商店街の目指すべき街の方向性」と題された数枚のものだが、それには、当商店街の今後の方向性が明確に提案されている。
 前提となる問題点の抽出は、「一〇〇〇言隊会議」(せんげんたいかいぎ)と称する商店主、モニター、各種統計データの意見を参考に現状の問題点が描かれており、その問題点の上に現在の社会環境の変化、生活者欲求の変化、そして浅間通りの特徴をオーバーラップさせ、浅間通りの目指すべき姿を提示している。
 その結論としてのイメージは、「過去の歴史に根ざした、新しい生活文化の発信地。訪れる度に安らぎと楽しさ、そして新しい発見と満足がある商店街」というものである。
 資料は簡潔にまとめられているものの、様々な試行錯誤を経て集約されたものであるのが一目瞭然である。
 まだ、正式に組合に了解されたものではないものの、これだけのビジョンをまとめあげる熱意が今、浅間通り商店街を元気にしている源である。



▲アーケード、電線地中化が進められ新しくなった街並み。
 門前をイメージしたアーチ、モニュメントの設置やベンチ、
 足下灯の設置も進められている。
▲「せんげん青年倶楽部」
 佐藤久雄部長。


中小企業静岡(2000年 2月号 No.555)