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ビジネスレポート

クモの巣忌避剤「クモブロッカー」の市販を開始

エコテクノ事業協同組合

効果は2〜3ヶ月持続。安全や環境にも配慮した「クモブロッカー」。

エコテクノ事業協同組合(静岡市・室井順雄理事長)では、クモの飛来や巣づくりを防止する忌避剤(「クモブロッカー」)の開発に成功し、5月よりホームセンターなどで販売を開始した。

同組合は、塗装工事業やコンクリート製品製造業、化学製品卸、建物サービス業らが住環境改善資材の共同開発や共同受注を目的に、平成18年設立。現在までに抗菌や防カビ、消臭、防汚など各種コーティング剤を「ナノブロッカーシリーズ」として製造・販売し、住環境の改善に貢献している。

今回市販される「クモブロッカー」は、クモの巣や飛来昆虫に悩む大手コンビニエンスストアチェーンからの依頼で開発に着手。「ナノブロッカー」の技術を応用し、軒下や窓ガラスなどに噴霧すれば、効果は2〜3ヶ月持続する。クモのほか、蛾やカメムシ、羽蟻などの飛来虫にも効果を発揮。人体に安全な成分を使用し、安全や環境にも十分配慮している。

現在、コンビニエンスストアやショッピングセンター、パチンコ店などで使用され、その効果は実証済み。昨年、展示会にサンプルを紹介したところ好評を得たことから、市販用として安全性と忌避効果を向上させ、一般家庭向けの販売に踏み切った。価格は、1本300ミリリットルで2100円。今年度は10万本の販売を見込む。