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経営革新計画のチェックポイント(表5)
(1)経営の革新性
【1】4つの類型(P3参照)のどれに該当するか
【2】現在の事業内容との比較・関連
【3】当社にとって、新たな取り組みか
【4】必要性とその効果
【5】同業他社の普及状況(差別化)
(2)事業の妥当性・実現可能性
【1】市場規模と成長性
【2】技術・ノウハウの保有状況
【3】事業執行体制
【4】販売計画・付加価値額の妥当性
【5】既存事業の付加価値額確保
【6】資金調達と返済計画の妥当性
【7】事業実施期間の妥当性
【8】その他(法律・財務状況)
さて、書類が最終的に受理されたら、いよいよ現地(会社)でのヒヤリングである。
(表4)
(財)しずおか産業創造機構の職員が訪問し、経営者に対して申請書に沿った質問等を行う。書類内容の正確な把握が主眼となるが、加えて、経営者の意欲や経営姿勢などもチェックされる。饒舌な説明よりも、経営革新に取り組む真摯な姿勢が高い評価を得ることもある。
ヒヤリングが無事終われば、後は審査会だ。ここでは審査員に対し、ヒヤリング担当者が革新計画の説明を行うため、経営者の出番はない。
審査会が通れば、承認通知を待つのみだ。目安として、申請受理から承認まで一ケ月半〜ニケ月程度みてほしい。
なお、信用保証協会の保証を希望する場合は、当協会の事前審査があるため早目の意思表示が必要である。
革新計画のチェックポイント
最後に、経営革新計画のポイントは何か。
(財)しずおか産業創造機構の鈴木勇治グループマネージャーは、こうした質問に対し次のように助言している。
「大別すれば二つある。一つは革新性。企業や業界動向をみて、ケースバイケースで判断させていただく。もう一つは計画の実現可能性。ある意味、こちらはシビアに診させていただく。指導員と、充分協議してほしい。」
また、次に具体的な検討項目を記載しておいたので、今後の参考にしてほしい。
(表5)
中小企業静岡(2004年9月号 No.610)
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