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中小企業連携・組織の力を探る
静岡県中小企業団体中央会
力強く組合活性化の重要性を訴える百瀬教授。
県内各地から約120名の組合役職員らが出席し
組合の原点を見つめ直しつつ
新たな事業構築に向けた検討を行なった。
▲経営革新を進めている組合事例
に熱心に耳を傾ける参加者
「協同組合・連携組織がこれまで地域中小企業の振興・発展に寄与してきた役割と今後の可能性について考えよう」。
静岡県中央会では、こうした原点に立った研究会を二月五日、静岡市「グランドホテル中島屋」で開催した。
前段は、協同組合論の第一人者である明治大学・百瀬恵夫教授による講演。後段は分科会方式による経営革新を進めている県内組合による事例発表の二部構成。
百瀬教授からは「中小企業の協同組織革命」のテーマのもと、転換期の中小企業の生き残り策として次の三点を強調。
(1)生き残りへの執念
(2)徹底したキャッシュフロー経営
(3)中小企業のネットワーク化
そして、組合運営のポイントとして調整機能の充実、ソフト的事業の展開の必要性などとともに、「組合の原点に立ち、二一世紀の組合を作っていかなければならない。それには、連携程度の弱い結びつきではダメで組織の力が必要」と、力強く訴えた。
事例発表では(1)「下請企業の物流効率化による納品システムの確立」=(協)小糸製作所協力会(2)「集団化による経営革新」=(協)浜松技術工業団地 ほか、異業種による新製品開発、価格破壊への挑戦などその取り組みや経緯について計六事例が二つの分科会に分かれて発表された。
中小企業静岡(2002年 3月号 No.580)
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