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暑中お見舞い申し上げます



■モデルは御殿場線(?)「汽車ポッポ」

             作詞 冨原 薫
作曲 草川 信


冨原薫は明治38年、御殿場市生まれ。旧制沼津中学(現在の沼津東高)を卒業後、御殿場市で小学校の教員を務めていた。
この作品は昭和14年小田原の姉の家に行ったときの情景をよんだものとされている。御殿場線の山間を縫うように、蒸気機関車が力強く走る姿がうかがえる。
この歌が一躍脚光を浴びたのは終戦後の昭和22年、当時の童謡界のアイドル・川田正子が歌ってから。戦災の復興に立ち向かおうとしている時代だっただけに、力強くバク進する汽車のイメージは、国民の心をとらえた。



■「森の水車」

作詞 清水みのる
作曲 米山 正夫


緑濃い、水の豊かな田園、水車が悠然と回る音…。そんな情景を未来への明るさをこめて作詞した清水みのるは明治36年浜松市、浜名湖畔の旧伊佐見村(現浜松市内)の生まれ。
戦後、作詞家として名を高め、「別れ船」「月がとっても青いから」など、60代以上の方にはお馴染みの数々の歌謡曲の名曲も作詞している。
なお、浜松市伊佐地町には水車小屋が復元され、詩碑がある。


中小企業静岡(2001年 7月号 No.572)