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「自然体が一番」

(協)静岡県中小企業調査研究機構

佐塚 一弘



 最近、新聞・雑誌等で、育児に熱心な父親、育児休暇をとる父親の「子育て体験」などを紹介する記事が目につく。実際には、まだまだ少数派(?)であろうが、小学1年生の長男をはじめ3人の男の子の世話をほとんど妻に任せきりの私にとっては、なんとも耳の痛い話である。
 これらの記事は、一様に「父親の子育て参加」を促し、その重要性を訴えている。しかし、この「参加」に力点が置かれた言葉のニュアンスは、なにか特別なことをする雰囲気、どこか肩に力が入った感じがする。無理してやるんだったら、自然体でいたほうが良い。あれこれ子育てのやり方を考える前に、まずは父親自身がイキイキとしていることが大切ではないだろうか。それが子育てにもプラスになると思うのだが…。



新設組合紹介



「健やかなペットの育成を」

静岡県西部ペット繁殖業(協)
浜北市中条251番地

理事長 白石 剛三



 ペットブームが続くなか、その市場は9,000億円ともいわれる業界に発展するとともに、大企業の進出も顕著となっている。しかし、その中で重要な役割を果たしているペット繁殖業者に対する社会的認知度は、まだ低い面がある。また、市場の拡大とともに、一部の関連業者について顧客とのトラブルもあり、ペット業界全体としての信用力低下も懸念されている。
 こうした中、従来から浜松、岡崎、豊橋などのペット売買市場で顔馴染みだった県西部地区6名のペット繁殖業者が団結。ペット用飼料やゲージの共同購入による単価削減、オークションで個別で販売していたものを組合の名のもとに共同販売し、信用力の拡大とコスト削減を図るなど経営体質の強化を、そして、業界としての信用力と社会的認知度の向上に努めている。


中小企業静岡(2001年 7月号 No.572)