|
|
特集 SPECIAL EDITION
|
|
静岡県の労働事情2000
平成12年度中小企業労働事情実態調査より
昭和39年から始まった「中小企業労働事情実態調査」は、今年度で37回目。
その調査対象は、全国で5万社、静岡県内で800社に及ぶ。
今回の調査では、時系列調査である所定労働時間、新規学卒者の初任給などのほかに、
従業員の教育訓練や定年・雇用延長制度の問題などにも触れ、
変わりゆく経済・労働環境へ対応を図る企業の姿を浮かび上がらせている。
|
|
調査概要
静岡県内分の調査のあらましは次のようになっている。( )内は全国集計での数値。
調査対象
従業員三〇〇人以下の事業所 八〇〇社(全国 四九、五一七社)
調査方法
中央会会員組合の中から業種別に対象八一組合を抽出。
各組合から組合員企業に調査票を配布していただいた。
なお、回答アンケートについては、本会宛に直接郵送していただいたものを取りまとめ、全国中央会においてコンピュータで一括集計した。
調査時点
平成十二年七月一日
有効回答
四七一社 回収率 五八.九%(全国二二、八八〇社 回収率四六.二%)
なお、設問項目により各有効回答数には差が生じる。
|
|
回答事業所の概要
従業員規模でみると、十人〜二九人と三〇〜九九人規模で七割近くを占める(G―1参照)。ここに働く常用労働者は、全国で七六九、六〇〇人余、県内分で、二〇、二〇〇人余に及ぶ。
業種別(G―2)では、製造業二四九事業所(五二.九%)、非製造業は二二二事業所。
男女別では、男性が七三.五%。その中で、女性の割合が高い業種は、「食料品製造業」(四四.四%)、「繊維・同製品製造業」(四六.六%)、「対個人サービス業(=旅館・クリーニング等、四〇.八%)。反対に男性比率が高いのは、運輸業と建設業で、ほぼ八五%が男性。それぞれの割合も従来調査と大きな差がなく、女性の職場進出が叫ばれる中にあって、数字の上ではまだ、これからと言えそうだ。
|
■従業員規模別回答事業所の内訳【G−1】
|
従業員数
|
事業所数
|
(%)
|
1〜9人
|
105
|
22.3
|
10〜29人
|
160
|
34.0
|
30〜99人
|
155
|
32.9
|
100〜300人
|
51
|
10.8
|
計
|
(471)
|
(100)
|
|
|
中小企業静岡(2000年 12月号 No.565)
|
|
|