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特集 SPECIAL EDITION
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■業種別回答事業所の内訳【G−2】
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業 種
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事業所数
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(%)
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製造業 計
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(249)
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(52.9)
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食料品
繊維・同製品
木材・木製品
出版・印刷・同関連
窯業・土石
化学工業
金属・同製品
機械器具
その他
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42
13
47
20
21
2
35
57
12
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8.9
2.8
10.0
4.2
4.5
0.4
7.4
12.1
2.5
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非製造業 計
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(222)
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(47.1)
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運輸業
建設業
卸・小売業
サービス業
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31
70
70
51
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6.5
14.9
14.9
10.8
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総 計
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(471)
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(100.0)
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従業員の年齢構成(G―3)では、二五〜五四歳の層で七割近くを占めている。
しかし、従業員規模別でみると、「一〜四人」規模では、「六〇〜六四歳」十五.五%、「六五歳以上」八.五%といったように、小零細規模ほど高齢者に頼っている状況にある。
また、全体の五五%の事業所が何らかの形でパートタイム労働者を雇用していると回答している。パートタイム労働者比率は、四割以上の雇用事業所が十%未満としているが、食料品製造業や出版・印刷関連業種では七五%がパートを雇用しているだけでなく、その労働者比率が高いなど、業種により偏りが大きい。
労働組合があると答えたのは、四七一事業所中、四三事業所と九.一%に過ぎないが、当然これは従業員規模によるもので、九人以下では、皆無なのに対し、「一〇〇〜三〇〇人」規模で三三.三%、「三〇〜九九人」十二.三%、「十〜二九人」四.四%が労働組合あり、としている。
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経営状況徐々に好転か!
「現在の経営状況は一年前と比べていかがですか」の問いに対しては、「良い」が八.一%に対し、「悪い」四七.五%、「変わらない」四四.三%と相変わらず苦境を訴える声が大きいようだ。
しかし、この三年間の同質問に対する回答の変遷をみると、徐々にではあるが、好転の兆しを感じさせる。今後の経営方針に対する回答も「強化拡大」二六.二%と昨年度調査より五.〇ポイント増。「現状維持」六四.九%、「縮小」は八.二%と二.七ポイント減となっている。(「その他」の回答〇.六%)
もちろん、業種較差は大きく「悪い」はどの業種とも平均的なのに対し、昨年に比べ「良い」の回答が多かったのは、「金属・同製品」やソフトウェア業者などを含む「対事業所サービス業」。「今後、強化拡大策をとる」とした回答が多かったのは「機械器具製造業」と「対事業所サービス業」で、特に「機械器具製造業」は回答五七事業所中、二七事業所と半数近くに及んだのが目を引いた。
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■経営上の隘路(静岡県内:複数回答)【G−5】 (%)
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項目
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全体
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順位
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製造業
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順位
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非製造業
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順位
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H7年度
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(全体)順位
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販売不振・受注の減少
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57.2
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1
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53.4
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1
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61.5
|
1
|
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60.7
|
1
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同業他社との競争激化
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47.1
|
2
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39.3
|
2
|
56.0
|
2
|
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44.6
|
2
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納期・単価等の取引条件の厳しさ
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28.8
|
3
|
34.8
|
3
|
22.0
|
4
|
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21.6
|
6
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人材不足(質の不足)
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28.0
|
4
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32.4
|
5
|
22.9
|
3
|
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28.5
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4
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製品(販売)価格の引上げ難
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26.0
|
5
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34.4
|
4
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16.5
|
6
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26.6
|
5
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人件費の増大
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20.4
|
6
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21.9
|
6
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18.8
|
5
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40.2
|
3
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技術力・販売力の不足
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18.9
|
7
|
21.5
|
7
|
16.1
|
7
|
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12.3
|
7
|
大企業等の進出
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7.5
|
8
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4.5
|
12
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11.0
|
8
|
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3.6
|
12
|
貸し渋り等の金融難
|
6.7
|
9
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4.9
|
11
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8.7
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9
|
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3.8
|
11
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原材料、仕入れ品の高騰
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6.7
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9
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5.7
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9
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7.8
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10
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8.0
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8
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*H12年度 製造業 8位:取引先の海外シフトによる影響10.1%、10位:後継者難5.3%
H7年度 全体 9位:円高6.8%、10位:人員の過剰5.7%
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中小企業静岡(2000年 12月号 No.565)
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