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地域特産品の販売戦略は?

加工・販売のノウハウを情報交換

静岡県中央会 他




▲製品を前に現況報告する(企)イルカ・内田理事長(左)


▲各組合で製造した地域特産品の数々(一部)。
 なお、出席企業組合の地区と主な産品は以下のとおり。
(企)ニートリィ…中川根町 ヘチマ水を利用した自然化粧品
(企)天狗会…榛原町 ハーブ釜炒り茶 
(企)黄金の里…静岡市梅が島 地元農産物加工販売(そば等)
(企)ふく福…静岡市南沼上 地元農産物加工販売(ハス等)
(企)イルカ…沼津市 手作りケーキ・クッキー

▲「状況確認のうえ、健全な危機感を持つ
ように」と語る福世診断士(中央)



 企業組合が注目を集める中、県内では、多くの地域資源活用型の企業組合が地域振興や売上増大に向けた挑戦を続けている。
 しかし、管理や販売などに課題を抱えているケースも多いことから、10月10日、専門家を交えた情報交換会が開催された。
 会場となった「県産業経済会館」に参集したのは、ニートリィ、天狗会、黄金の里、ふく福、イルカなどの各企業組合。これに、寸又峡美女づくりの湯(協)、静岡牛乳(協)らの代表者、専門家として、コンビニ店舗の販売戦略指導も手がけている中小企業診断士の福世一市氏らが加わった。
 出席者からは、「添加物を使わないゆえの賞味期限の扱いの難しさ」「新商品開発にかかる成分分析の煩雑さ」などの課題に加え、「互いの商品をそれぞれの販売所に置いたところ好評だった」等の報告が行われ、日頃培ってきた問題解決のノウハウが相互交換されていった。
 今後、連絡会づくりも視野に入れながら、再度交換会を開催していく予定だ。


中小企業静岡(2000年 11月号 No.564)