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中華街のロゴマーク製作。商標登録を出願    (神奈川)

 横浜中華街発展会協同組合は、中華街のロゴマークを製作し、特許庁に商標登録の出願をした。
全国的にも知名度の高い中華街の名前を無断で使用する商品やイベントなどが横行しているためだ。
 新たに作られたロゴマークは円形。赤地に青字で「YOKOHAMA」の文字と中国建築の門が描かれ、白地で「We are China Town」と書かれている。
包装紙や袋、箱などに印刷したり、封印シールにも利用できる。
 同組合では、ロゴマークの無断使用を防ぐとともに、”ブランド”としての中華街のイメージを確立したい考えだ。



十商店街が連携。デビットカードを導入      (広島)

 金融機関のキャッシュカードで買い物できるデビットカードに対応するため、広島市の十商店街の代表者らが「広島シティカード協同組合」を設立。
 デビットカードは月末決済されるクレジットカードと違い、買い物時点で即時決済されるが、個々の小規模店での対応は難しいので協同組合で事務処理を引き受ける。
組合がデビットとクレジットの双方に対応する専用端末を加盟店に貸し付け、広島銀行系ソフトウェア会社に委託して金融機関と加盟店間の支払業務を中継する。
 同組合は、二〇〇〇年三月に一〇〇店程度で始める計画で、二、三年後には三〇〇店加盟を目指す。



CD―ROMで熱処理組織の観察を容易に     (東京)

 東部金属熱処理(工)は、熱処理後の金属組織の写真をまとめたCD-ROMを制作。
 「金属熱処理写真集」と題したこのCD―ROMは、五二鋼種、一六七枚の組織写真を収録、ウィンドウズ版などのパソコンで使用できる。鋼種と熱処理組織リストによる検索が可能で、呼び出された画面には組織写真のほか材質や腐食液、熱処理条件などの必要情報も併記している。
 また画面半分が写真集の映像で、もう半分には電子顕微鏡で観察中の組織の映像を取り込むことができ、現物との比較を容易にしているのが特徴だ。
 同組合では、写真集を制作することで、品質の向上を図るとともに若手技能者の育成などに役立てていく。


中小企業静岡(1999年 9月号 No.550)