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●〃環境〃で新たな紙産業を提案
メタルカラー「大環業革命」会議
静岡県
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▲対談形式で行われた石川県知事と山根一眞氏のオープニングトーク。
なお今回、事前にバーチャルシンポジウムと称し、
インターネットを利用して紙の新たな用途のアイディアを
一般から募集、会議にも活用された。
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▲パネルディスカッションには、前静岡県副知事・坂本氏、
通産産業省紙業印刷業課長・福井氏、王子製紙(株)
環境技術顧問・田島氏などの多彩な顔ぶれが
パネラーとして参加。
「21世紀のしずおか紙産業100年大計画」をテーマに
意見が交された。司会は山根一眞氏。
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「環境重視の紙産業と熱き異業種ネットワーク」をテーマにした「ふじのくに21世紀ビジョン・大環業革命会議」が七月二七日、静岡市のグランシップで五〇〇名に及ぶ参加者を集め開かれた。
「大環業革命」とは、日本の製造業を担う人々を「メタルカラー」と命名したことでも知られるノンフィクション作家の山根一眞氏が、環境を軸とした産業が二一世紀工業の大起爆剤になるとして、二一世紀型産業革命を「環業革命」と命名したことに由来する。
その山根氏との対談形式で進められたオープニングトークで石川県知事は、「環境問題を乗り越えなければ、地域産業の発展は望めない。そのためには技術開発や新しい発想の知恵が必要だ」と指摘。その一例として、建築家の坂茂氏が産業廃棄物として捨てられている紙管(ファックス用紙や巻き取り紙の芯)を建築材料として活用し認知されるまでの苦労話や現在はねむの木学園の子供美術館や二〇〇〇年にドイツ・ハノーバーで開かれる国際博覧会の日本館が紙管で作られていることを披露した。
続いて山根氏からは、事例を踏まえ「環境というキーワードで新産業を興す〃大環業革命〃」を提唱。これらの問題提起を踏まえて、パネルディスカッションが行われ、「プラスチック樹脂の代替物としての紙の活用」などのアイディアやリサイクル教育、そして、大環業革命をいかにして静岡に興していくかが討論された。
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