特 集 
 FLASH 
 専門家の眼 
 「くみあい百景」 
 編集室だより 








静岡県西部青年中央会

安間 斉

 めまぐるしく変化する時代の波に揉まれ、私達が失いつつあるもの、それが「和」ではないでしょうか?「和」が意味するものといえば、「人の和」「和み」「日本のもの」等々。
これらは日本人が必要とし、最終的に還る場所ではないかと思います。
 我々造園業界でも新しい風に乗り、古き良きものを捨てていく職人が増えてきました。
 そんな中、現在開催中の浜名湖花博では、和風庭園が多く作庭され、各賞を受賞しました。多くの人にその素晴らしさ、良さを再確認頂く絶好の機会になるものと思います。
 今後も同じ思いを持つ方々と共に、古き良き「和」の世界を創造し、広く情報発信していく努力を続けてまいりたいと考えます。
 ちなみに今年5月、浜松祭りで揚げた息子の初凧、凧印も和田町の「わ」なのです‥。



「町おこし」?

富士宮神田(商振)

スーパーオカミカンダ代表
小川 登志子

 国民一人あたりが570万円もの借金を背負うことになってしまった今、地方は自立しなさいと三行半を突きつけられ、市町村合併・観光計画と否が応でも「町おこし」の火の粉は降り懸かってきます。
 私も地方人には大切な「付き合い」から始まった商店街活動が今や「町おこし」に発展中。当初町おこしは「町興し」とばかり考えていました。
 しかし、修行をしていくうちに「町起こし」なのではないかと思えてきました。寝ている子を起こす、覚醒させる、そんな意味合いが正しいのでは。「魅力ある企業は人を動かす」それが基本。基本に気付く事が「町起こし」「町起こし」を繰り返すことにより「町興し」になるという、なんと「町おこし」は出世魚だったのです。



中小企業静岡(2004年5月号 No.606)