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苦境克服と新展開に向け

自民党県連・中小企業対策連絡協議会に陳情




 11月28日、静岡市クーポール会館で開催された自由民主党静岡県支部連合会・中小企業対策連絡協議会において、静岡県中小企業団体中央会、静岡県中小企業団地協議会、静岡県機械金属工業協同組合連合会、静岡県家具工業組合の4団体が出席。天野一幹事長はじめ、県連4役も同席したなかで、景気・金融対策をはじめとする中小企業活性化に向けた陳情を行った。
 出席者及び提出した主な要望事項は以下のとおりである。
 なお、これらについては今後、早急に中小企業対策連絡協議会の執行部代表との間で、各論の具体的協議を行い、実現化に向け双方が努力していくことが確認された。

出席者(県連サイド・敬称略)

中小企業対策連絡協議会会長 秋鹿 博
運営委員長 小楠和男 
副委員長  大石哲司
委  員  西郷芳晃、豊岡武士、須藤秀忠、天野一(自由民主党静岡県支部連合会幹事長)
      八木健次(〃総務会長)、中澤通訓(〃政務調査会長)、西原茂樹(〃組織委員長)

各団体の主な要望事項



静岡県中小企業団体中央会

1.中小企業連携組織対策の充実・強化のお願い

 中小企業の連携を促進し、社会的課題への取り組みをも促進するため中央会が展開している中小企業連携組織対策の平成14年度補助事業の確保について、主要テーマとして次の10項目を掲げるとともに、その予算について満額実現を要請した。

平成14年度において展開を必要とする主なテーマ

( 1)新たな創業・起業への積極的支援、創業サポート施設運営等具体的支援策の展開
( 2)経営革新への支援
( 3)モノづくり基盤の整備、技術高度化、人材育成の対応
( 4)IT・情報化への積極的な対応
( 5)商業・サービス業・物流などの活性化支援
( 6)循環型社会への対応
( 7)連携組織女性交流促進支援
( 8)組織・企業体質、基盤強化支援
( 9)人材確保交流会・雇用創出支援
(10)国際化・グローバル化に対応した支援

2.強力な景気対策と金融対策並びに地域経済の活力強化等についてのお願い

 今後とも金融動向に注視しながら、状況に応じた機動的な対策を求めると同時に、昨年10月18日に開催された第47回中小企業団体静岡県大会の場において「中小企業活力強化総決起大会」と銘打ち、(社)静岡県商工会議所連合会、静岡県商工会連合会、静岡県商店街振興組合連合会並びに静岡県中央会の4団体が合同して決議を採択した下記6項目(詳細については、平成13年11月号特集記事に掲載)について、再度、要求を行った。
 なお、当該は昨年の夏、会員組合から構造改革や規制緩和などについて集めた意見を集約したものである。

「中小企業活力強化総決起大会」における4団体共通の要望(抄録)

・強力な景気対策
・中小企業や共同事業における人材活用への支援措置
・経営戦略を評価した多様な金融システム
・外形標準課税の導入反対
・地方の社会資本整備への中小企業の活用
・商店街を含む地域特性を活かした街づくり
 以上を要望すると同時に、あらゆる局面において組合や連携グループの長所を活かし、個々の経営の革新に直結する支援策を展開することにより、静岡県の産業基盤の強化と時代への対応を促進するという認識のもとで、中央会役職員一同産業振興策に邁進することを強調した。


中小企業静岡(2002年 1月号 No.578)