富士の叫び  フラッシュ  お知らせ  特集  クローズアップ  ケーススタディ  ネットワーク 
役場の自慢話  組合にしひがし  あるある全国おもしろ組合  300字登場  編集室便り
第43回 中小企業団体
静岡県大会
=CONTENTS=
▼OPENING
▼基調講演

▼意見発表1
▼意見発表2
▼大会決議
五つの骨子からなる
決議文を満場一致で採択

大会決議

 最後に、中央会水上専務理事から大会決議に際しての主旨説明が行われた。
 この中で、昨年に引き続いて、県商工会議所連合会、県商工会連合会、県商店街振興組合連合会の県下商工三団体の協賛を得て大会を開催した点について水上専務は、「県内の主要経済四団体が、できることは積極的に協調してこうということで、昨年に引き続いて三団体に協賛いただいての大会となった」と説明。また、昨年来この四団体が協調して取り組んできた手形交換所一本化問題が現実の方向に進んでいることなど、四団体連携の具体的な成果もあわせて報告した。
 この後、四団体の会長が作成した大会決議文を、県商工会連合会の間渕会長が声高らかに読み上げると、大きな拍手とともに満場一致で採択。あわせて、関係機関に強く要望していくことを確認した。
 最後に、中央会梶本副会長が閉会の辞をのべ、第四三回静岡県大会は閉幕した。

  決 議 文
 わが国経済は、経済のグローバル化、情報化などの急激な進展のもと、経済・産業構造の大転換期にある。
 その中で、我々中小企業は、企業の存続をかけ、雇用の維持を図りつつ、懸命の経営努力を続けている。
 この様な中小企業の現状や、直面している危機に対し、社会の認識は十分ではなく、極めて憂慮すべき状況にある。
 わが国経済の閉塞感を払拭し、明るい将来展望を切り拓くためには、中小企業がその活力を発揮できる諸条件を整備していくことが、極めて重要な課題である。
 そのため、経済構造の変化と多様な経営課題に果敢に挑戦している我々の努力が報われるよう、次の措置を講じることを政治、行政等に強く要請するものである。
  一、今こそ、抜本的景気浮揚策を講じること
一、中小企業対策の諸施策の充実・強化を図ること
一、中小企業関係税制の軽減を図ること
一、商店街再活性化対策を講じること
一、中小企業組合制度の抜本的見直しを行うこと
上、決議する。
  平成九年十月七日
 静岡県商工会議所連合会
 静岡県商工会連合会
 静岡県商店街振興組合連合会
 静岡県中小企業団体中央会

 


中小企業静岡(1997年11月号 No.528)