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 企業組合ニートリィ
 農家の主婦がヘチマを原料に商品開発
 地域振興の目玉に

〒428-0313
榛原郡中川根町上長尾1647
TEL:0547-56-0736


ニートリィの由来

 榛原郡中川根町。
 大井川中流域の山間地のこの町は、豊かな伝承文化を受け継ぐ町としても有名である。毎年八月十五日、徳山地区の浅間神社では、伝統芸能の「鹿ん舞」「ヒーヤイ踊り」が演じられる。数百年の伝統を誇り、国の重要無形文化財にも指定されている。今でこそ交通事情が良くなったとはいえ、その昔ひっそりとした山村で演じられた素朴な芸能は、古き山村の景色を彷彿とさせるに十分である。
 企業組合ニートリィも、この町の伝統と風土を引継ぎ誕生した組合だ、というのが第一印象である。
 「ニートリィという名前はどういう意味なんですか」
 「英語で清潔な、という意味です」と渡辺妙子理事長。農家の主婦であり組合の経営者でもある。ヘチマ水を原料とした化粧品「Neatle」(ニートリィ)は組合の名称であると同時に、今では組合のヒット商品でもある化粧品ブランド名である。
 商品名は考えに考え抜いた結果編み出した。
 「商品イメージにあった言葉を探して英語のニートリィに行き着いた」(同理事長)。ただし、英語そのものは商標登録できないので、原語「Neatly」の最後の「y」を「e」に変えたと微笑む。








▲商品を手に組合の経緯を語る渡辺理事長。
←代表的商品であるヘチマ化粧水(上)と
 ヘチマ水採取風景(下)。


中小企業静岡(1999年 12月号 No.553)